チャラチャチャ~ン♪
明日会社で報告会があったよな。
まだ資料が完成してなかった!
悪いこと思い出しちゃったよ~!
このように、
休日が終わったとき、朝起きたとき
会社や学校に行くとき、友達と遊んでいるとき
寝る前に、ふっと頭に浮かんでくるのが..
- 過去の悪い思い出
- 将来への不安
- 自分への不安
こういったイメージです。
そして、
なぜか良いことよりも「悪いことばかり」が
頭の中をぐるぐる駆けめぐります。
それを解消すべく、楽しいことで気を紛らわしたり、いろんなエクササイズを試したものの、また何かのタイミングで悪い記憶がよみがえります。
これは、
私たちの脳にある感情を取り扱っている器官が
すごく「敏感」になっているので、
悪いことが頭に浮かびやすくなっています。
ですが、これは「ある貢献」をすることで、
嫌なことや悪いことばかり思い出すのを防止できます。
今回は、
悪いことばかり思い出す原因の解説とともに、
対処するための「最善の方法」をお伝えするべく
強い効果を発揮する3つの対処法。
を紹介します。
下のコンテンツから
強い効果を発揮する3つの対処法
までジャンプしてくださいね。
いち早く解決できれば嬉しいです。
是非ともご覧下さい。
なぜ悪いことばかり思い出すの?
悪いことを思い出すときは、
朝起きた時や、じっとしている時に起きやすいです。
これは、
大脳皮質(だいのうひしつ)に眠ってた記憶が
目を覚ますためです。
私たちが何か思い出したり、
イメージを思い浮かべるときは
ここが「映像化」しています。
そしてもう一つ脳の中には、
海馬(かいば)という場所がありますが
ここにも記憶が存在しています。
海馬には、強いインパクトを受けた記憶や
何度も繰り返し覚えたものがあります。
ちなみに、
部長に叱られたなどの近況記憶はココにあり、
幼い頃の深い思い出は大脳皮質にあります。
そして、これらの記憶は、
ある「きっかけ」によって呼び覚まします。
それが、
視覚
聴覚
嗅覚
味覚
触覚
こういった刺激です。
たとえば、
レモンを見たときに「唾液」が出るのは
目から入った情報が「記憶」を呼び覚ますためです。
思考も同じく、
雑念イメージや言葉がきっかけとなり、
それにまつわる記憶を呼び覚まします。
このような現象を条件反射と言い、
○○が起きたと同時に○○になる
といった風に、
きっかけ = 記憶 がシンクロします。
つまり、悪いことや嫌なことばかり思い出すのは
条件反射が敏感になってるんですね。
どうしてなの?と言いますと、
これは「インパクトの強い記憶」があるためです。
私たちは、
何か嫌だなぁ..という出来事があると
そのことばかり注目してしまいます。
これを社会心理学で「自己注目」と言い、
一度気になりだしたら止まらなくなるものです。
たとえば、友達とケンカした日の夜に
気になって眠れなくなる状況がこれです。
このとき、脳の前頭前野というところが
嫌なことや悪いことばかり考えます。
どうしてこんなことするの?と言いますと、
嫌なことや悪いことを
解決する方法を考えているためです。
つまり、不安を取り除いて
もとに戻る方法を算出するのです。
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たとえば、私が広場を歩いてて
「落とし穴」に落ちたとします。(;´e`)
そうすると、その出来事は
悪い思い出として記憶に残ります。
そのあとも、
- 広場を見るたび思い出す..
- 「落ちる」と聞くと思い出す..
- 当時とおなじ服を着たとき思い出す..
このように、
そのときの嫌な記憶が浮かびます。
そのたびに私は不安を感じるので、
前頭前野が「何とかしなければ!」と考えます。
このときに使われるのが、
先ほどの「悪い思い出」です。
そして、
前頭前野は「その記憶をテーマ」に、
- なぜ落とし穴に落っこちたのか?
- なぜ気づかなかったのか?
- 私がだらしないからなのか?
- 日頃のおこないが結果にでたのか?
- どうしたら落ちずに済むのか?
こういった感じに「原因と結果と対策」を、
あれこれ考えます。
これが、
悪いことばかり思い出している状態です。
そうすると、私の前頭前野が
「その広場に行かなければ大丈夫!」
という解決法を導き出します。(;´e`)オソ!
そして、
このあと広場を避けたら大丈夫だったので
悪い思い出はだんだん消えていきました..
..のはずなのですが、
落とし穴に落ちる自分はダメな人間だ..
などの思いがあると、悪い思い出は残ります。
そして、
今度は自分を「改善する方法」が始まります。
ふたたび悪い思い出がテーマになるので、
嫌な記憶は何度も繰りかえし起きます。
そうすると、
考えるほどインパクトの強い記憶へと変化し
海馬に「長期記憶」として定着してしまうのです。
こういった記憶は、
マッチのように「すぐに火がついてしまう状態」にあります。
そのため、
ちょっとした「きっかけ」でも記憶に火がついてしまい、悪い思い出が燃え上がってしまうのです。
これが、先ほど説明にあった
条件反射が敏感になっている状態です。
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起きてしまった出来事は無念ですが、
それを「ずっと考え続ける」ことが原因です。
しかし、なぜ私たちは良いことよりも
嫌なことや悪いことばかり覚えているのでしょうか。
これは脳の奥の方に、
あえて不安や恐怖を「特化している場所」があるためです。
それが、
扁桃体(へんとうたい)です。
「恐怖」を管理する場所
扁桃体をシンプルに言えば
危険を察知するところです。
原始脳とも呼ばれており、
すべての生き物にある「防衛する脳」です。
ここは、
情動(感情)を作り出す
恐怖を学習する
闘争心が芽生える
逃走反応をする
こういった役目をします。
すごく「恐怖」にシビアなところで、
つねに危険なことを見張ってます。
たとえば、家のドアノブを触ったときに
静電気でバチッ!となると、
私たちは瞬時に手を引っ込めます。
仮に「よそ見」をしていても、
なぜかカラダが勝手に反応しますよね。
これこそが扁桃体の役目であって、
危険を察するプロフェッショナルなのです。
そのため、
基本的には「怒り」や「悲しみ」といった、
マイナス感情しか取り扱っておりません。
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扁桃体は、笑顔が素敵な人よりも
眉間にシワをよせた人に反応します。
つまり、
怒っているような人を危険とみなし
すぐに恐怖の感情を起こします。
竹中直人さんのように「笑いながら怒る人」も、
危険とみなし、恐怖の感情を起こします。
そうすると、
- 逃走、後悔、劣等感、罪悪感、嫌悪
- 攻撃、怒り、嫉妬、憎しみ、不満
- 軽蔑、恨み、空虚、苦痛、恥ずかしい
- 不安、焦り、がっかり、心配
- 絶望、泣く、悲しむ、寂しい
こういった情動(感情)が起きます。
そのときの状況によって
起きる情動はそれぞれですが、
とにかくマイナス感情がメインです。
これらはネガティブばかりですが、
本来は危険を避ける「行動エネルギー」なのです。
先ほどの説明で
悪い記憶に敏感になるというのがありましたが、
これは扁桃体が海馬にくっついてるためです。
たとえば、
外から何かしらのネガティブを受けると、
5感を通して扁桃体へ伝わります。
そうすると、
扁桃体はネガティブを発動し
近くにある海馬を刺激します。
このとき、
海馬はネガティブな記憶が触発されて
近くにある扁桃体をさらに刺激します。
すると、
さらに扁桃体はネガティブになり、
不安や恐怖を大きくします。
このように、
扁桃体と海馬のキャッチボールが続くので
どんどん悪い記憶が湧き出てくるのです。
つまり、これが..
悪いことばかり思い出す原因です。
しかし、
これは扁桃体を「幸せ」で満たしてあげると、
すぐに解決へ繋げることができます。
強い効果を発揮する3つの対処法
1.すぐできる対処法3選
まず最初に、
すぐに出来る対処法を3つ紹介します。
2.身のまわり掃除・整理整頓
3.ウォーキング
1つ目の対処法は、
ネガティブと距離を置くことです。
たとえば、
- ネガティブな情報(人)
- ネガティブなもの
- ネガティブな言葉
などは、できるだけ距離を置きましょう。
説明にあったように、
外からのネガティブをたくさん受けると
扁桃体と海馬が「過敏」になります。
そうすると、
ネガティブ思考になりやすく
嫌な記憶も起きやすくなります。
ですので、
⇩
できるだけ見たり聞いたりするのを止めて、
・為になるような情報
・癒されること
・楽しい嬉しいこと
に変えましょう。
自身にとって楽しい・愛情があると
思えるような人と交流しましょう。
ネガティブなもの
⇩
ネガティブな曲・動画・ピクチャーなどは、
できるだけ距離を置き、自分の楽しいものに置き換える。
ネガティブな言葉
⇩
ネガティブな言葉の代わりに、
自身にとって心地良い言葉に変える。
ありがとう。運が良い。恵まれてるなど。
このような習慣が身につくと、
嫌なことや悪いことを感じる「度合」が薄れます。
3日間続けるだけでも、
かなり効果を感じられますよ。(^e^)
2つ目の対処法は、
身のまわりの掃除と整理整頓です。
私たちが受け取る情報の中で、
とくに影響大きいのが「視覚からの情報」です。
そのため、
部屋が散らかっていたり、汚れていたりすると
それが悪い記憶の引き金になります。
それを防ぐためにも、
まずは目に見える範囲の掃除と整理整頓をしましょう。
これは私の経験ですが、
要るもの・要らないものを分別していると
- 以前通っていた診察券
- 事情のある写真や手紙、ハガキ
- いつか売ろうと思ってたもの
こういった不安をほのめかすものが出てきます。
突然の嫌な思い出は、
このような「些細なもの」が、きっかけになります。
ですので、
これを機に思い切って断捨離してみましょう。
このとき、「学ばせてくれてありがとう」
と心の中でつぶやきながら手放してくださいね。
不安になるけど、思い入れがあって
どうしても手放せないものがあると思います。
そのときは「箱」に入れて、
目の入らない場所にて保管しましょう。
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3つ目の対処法は、
カラダを動かすことです。
これは「すぐに対処したいとき」に有力です。
内容は、ジョギングをしたり、
スポーツをしたり、ダンスをしたりと、
カラダを大きく使うものが効果的です。
そうすることによって、
- ドーパミン
- エンドルフィン
- セロトニン
こういった幸せホルモンと呼ばれるものが
脳内やカラダから分泌されます。
これらの物質は、
扁桃体が出しているストレス物質を「抑えるはたらき」をします。
カラダを動かすといっても、
方法は人それぞれだと思います。
その中でも、幸せホルモンを効率よく促し
手軽におこなえるのが「ウォーキング」です。
さらに、
緑地公園などの自然を見ながらおこなうと、
とても効果的です。
これはグリーン・エクササイズとも言い、
自然が織りなす「ゆらぎ」が心身に癒しをもたらします。
嫌なことや悪いことが頭から離れないときは、
まずカラダを動かしてみましょう。
5分ウォーキングをするだけでも、
かなりスッキリすると思います。
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2.不安を「制御」する
次にお伝えする対処法は、
頭に浮かんでくる不安を制するものです。
これは、
問題とされるものを「すべて書き出す」ことで
その全容を明らかにします。
私たちの不安や心配は、
頭の中をふわふわ漂っている状態にあります。
そうすると、どの角度、どのタイミングで
不安に襲われるか分からないので悩みます。
ジャングルに例えるなら、
いつ襲われるか分からない猛獣たちに囲まれて
日々を過ごしているようなものです。
つまり、
私たちは猛獣たちを把握できてないので
恐怖に振り回されて悩むのです。
ですが、
その猛獣たちを「一か所」に集めると
どうでしょうか。
悩んでいた恐怖はこんな感じなんだ..と、
その全容を見ることができます。
そうすると、
- 小さな猛獣なら大丈夫そうだ
- 中くらいのは相談すれば何とかなりそう
- 強いのは「触らぬ神に祟りなし」
こういった感じに、
不安の大きさを知ることができます。
ですので、
いま抱えている不安や心配に思うことを
すべて書き出してみましょう。
そして上記のように、
解決できそうな順番に並べてみてください。
この対処法で大切なのは、
不安や恐怖に振り回されるのではなく
⇩ ⇩ ⇩
不安や恐怖を自身で制御する
こういった思いに変えることにあります。
小さな問題が解決できると、
次の問題も解決できるようになります。
雨垂れ石を穿つという「ことわざ」がある通り、
その積み重ねが大きな力となって、
大きな解決へ繋がる可能性もあります。
雨垂れ石を穿つ
(あまだれいしをうがつ)
軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、
長いあいだ同じ所に落ち続ければ
ついには硬い石に穴をあけるという喩え。
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3.まわりに「貢献」する
最後の対処法は
利他の心(りたのこころ)になります。
これは、前回紹介した徳を積むことです。
では、どうして
徳積みが対処法になるの?と言いますと、
扁桃体が安心するためです。
徳積みの内容としては、
- 掃除や整理整頓
- まわりの人への親切、助け合い
- まわりへの思いやり、感謝
こういったものです。
功徳(くどく)を心がけることで、
貢献した人には思いやりの心
受け取った人には感謝と愛情が生まれます。
そうすると、お互いの心は
幸せだなぁとしみじみ感じます。
このとき体内には、
オキシトシンという物質が分泌されます。
これは、
愛情ホルモンとも呼ばれ、
- 幸せ感の向上
- 不安や恐怖を抑制する
- 記憶力の向上
- ストレスの緩和
- 心臓機能の向上
- 免疫機能の向上
- 質の良い睡眠を生む
こういった効果をもたらします。
すると、
オキシトシンは興奮している扁桃体に作用し
マイナス感情を打ち消けし安らぎを与えます。
このように、人徳を備えることによって
貢献した人もされた人も幸せな気分になり、
さらに「自分の心」も成長させることができます。
悪いことばかり思い出すときには、
自分とまわりが幸せになることを行いましょう。
そうすることで、
私たちから生まれる「愛情」が
解決へと導いてくれますよ。(^e^)
エンディング(まとめ)
今回のお話しをまとめますと、
- ネガティブと距離を置く
- 身のまわりの掃除・整理整頓
- カラダを動かす(ウォーキング)
2.不安を制御する
- 問題をすべて明らかにして、
不安を自ら制御する。
3.まわりに貢献する
- 自身とまわりが幸せになるような
功徳をおこなう。(徳を積む)
になります。
悪いことばかり思い出してしまうのは、
マイナスに捉えがちですが、決してそういうことはありません。
悪いことを考えているように見えて、
幸せになる方法を精一杯考えているんです。
生物学的には防衛本能と呼ばれますが、
問題解決を考える姿が不安や心配という形に見えるのです。
そして、
それは「いかに自分を大切にできるか」という証でもあります。
鳥も、ライオンも、牛も、犬も、ペンギンも、
自分や仲間たち子どもたちを大切にします。
そうすると、
安心と幸せを受け取った子どもたちは、
また次の世代へとそれを伝えていきます。
こういった、
揺るぎのない安心と幸せを与えてくれるのが、
愛情なのかもしれませんね。
最後まで本記事をご覧いただき
ありがとうございました。(^e^)☆
家でキャンプも良いなぁ。