【今すぐ解消したい】人間関係の悩みに終止符を打つ3つのこと。

私たちが抱える心配や悩み事の9割は、
「人との関係」だと言われています。




そして、
心配事や悩み事の9割は、

行動で変えられるとも言われています。



しかし、
改善に向けて行動しても
思いどおりにならないのが実情です。




これには、
ある「マインド」が大きく関係しており、
このことを知っているかどうかで、


人間関係が良くなっていく
人間関係が悪くなっていく


このように結果が大きく変わります。



そして、
関係を良くするマインドとは、
自身に「ある境界線」を引くこと
にあります。



今回は、
こういった人との関わりの問題を解消すべく、

人の心理メカニズム解説と共に、


人間関係の悩みに終止符を打つ3つのこと


を紹介いたします。



今すぐ解消したい方は
下にあるコンテンツから

人間関係の悩みに終止符を打つ3つのこと

までジャンプしてくださいね。



本記事がお役立てになれば幸いです。
是非ともご覧ください



人間関係が悪くなる「原因」とは?

私たちが世の中で暮らしているかぎり、
こういった人間関係の悩みは付きものです。



ちなみに、これらの悩みをすぐ解消するには、
「人との関わりをやめること」だと思いますが、
あまり現実的な話しではありません。




やはり、
人との関わりがあることを前提に、

良い方向へ変えていきたいものです。



私も過去に職場の「人間関係」で悩んでいたので、
いろんな本を読みあさったり、コーチングを受けました。



そして、学んだ内容を「要約」し、
それを日々の心得にしていました。



そのときの内容が、
次のとおりになります。

・つねに笑顔でいましょう

・自分に自信を持ちましょう


・挨拶やコミュニケーションを
 積極的におこないましょう


・相手の気持ちになって
 物事を考えましょう


・相手の良い部分を褒め、
 賞賛しましょう


・丁寧かつ思いやりのある話し方
 接し方を心がけましょう


・相手に感謝をしましょう

ざっと見たところ、
「相手やまわりを考慮する内容」です。



そして、これを実際にトライしてみると、
少しずつではありますが人間関係は良くなっていきました。







しかし..
なぜか長くは続かず、
またもとの状態に戻ってしまいました。(;´e`)



ふたたび見直してトライしたのですが、
今度は「どんどん悪くなる一方」でした。



そして、
なんの原因も分からず黄昏れていましたが、
今思えば、これにはちゃんとした「理由」があったのです。



それは、
私が受動的な行動をしていたからです。



どういうことなの?と言いますと、
要約した「内容」に動かされていたのです。



そのため、
人間関係を「良くしなければならない」という
義務感のようなものがありました。



これこそが、

まさに改善されなかった原因だったと感じます。



そのメカニズムを説明しますと、
私たちの行動には、2つのパターンがあります。

  • 能動的行動

  • 受動的行動


そして、
私は
「受動的行動」を無意識におこなっていたのです。

能動的とは
人に強制されることなしに、自分からすすんで他に働きかけ、行動するさまを表わす。
受動的とは
他から動作・作用を及ぼされるさま。自分の意志からでなく、他に動かされてするさま。

参照:goo辞典

つまり、
自分からすすんで行動する感じではなく、
「しなければならない考え」で行動してたのです。



なぜ、このような行動になったのかと言いますと、
人間関係による不安や心配が大きかったのが理由です。



つまり、早く悩みを消したいという焦りが、
「しなければならない」になったのだと感じます。



そして、
要約したことを「日々実践」していけば、
やがては改善されて良くなると思っていました。



しかし、
不安と焦りを抱えながら行動していたので、
「どんどん悪くなる」一方でした。

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そのときの「私の状況」は、

思考:改善しなければならない

心情:不安や心配、焦り

身体:すごく疲れる

健康:体調不良になりやすい

このような状態にありました。



そして数日後、会社のコミュニティーで、
人間関係に「優れている方」との機会に恵まれ、
改善の秘訣や考え方などをシェアしていただきました。



そうすると、
その人から衝撃的な言葉が発せられました。



それが、
人間関係を良くすることを考えてない
ということでした。



そのときの話をまとめますと、

仕事が楽しくて面白い

自然と良いコミュニケーションが成立する

自分の意見を大切にしている

出来る仕事は、自分で全部してしまう

会社よりレジャーに力を注いでいる

このような感じでした。



しかも、細かいことを聞けば、
私が要約した内容のほとんどを既にしておりました。(;´e`)



当時は、どうして行動は同じなのに、
こんな違いがあるのだろう?と思っていましたが、
それもそのはずです。



これは、
先ほどお伝えした、


すすんで行動する「能動的」考えなのか、

動かされてする「受動的」考えなのか、


で大きく変わるということです。



ですので、
冒頭で私が行動していた内容は
「能動的行動ありきの話」だったのです。




もう一つ、
帰り際にその人が私に「アドバイス」をくれました。



それが、
自分の意見を尊重した方が良い
といった内容でした。


決まって現れる「人」とは?


人にはそれぞれ「価値観」というものがあり、
感じ方も捉え方も様々です。



たとえば、挨拶を返してくれる人もいれば、
何もしない人もいます。



これは、
その人が持つ「価値観の違い」によるものです。



そのため、
すべての人に挨拶をおこなったとしても、
戻ってくる応えはすべて同じとはかぎりません。



いちばん良いのは、
良し悪しを「50/50」に考えることですが、
ほとんどは「良い見返り」を期待してしまうことが多いです。



そのため、

「すべての人に見返りを期待してしまう
といったことが起こります。



そうすると、

  • 責任感が強い

  • 完璧主義

  • 真面目で優しい

  • 繊細


こういった頑張り過ぎてしまう人たち」
悩みを抱えがちになります。




ですので、まわりを気にしすぎるがあまり、
自身の「本当の気持ち」が言えなくなってしまう傾向にあります。



その結果、
たくさんの人に振り回されてしまい、

やがては身も心も疲れ果ててしまいます。



そうすると、
その「雰囲気」を敏感にキャッチした、

ある「ご迷惑な人たち」が決まって現れます。



それが、

怒りをぶつけてくる人

批判、誹謗中傷をする人

です。



なぜこのような人たちが現れるかと言いますと、
「ネガティブ探しの達人」だからです。



この人たちは、自分への「無価値」が強いため、
つねに劣等感を消す方法を探しています。



ちなみに、これを消すには、
「自分が優れている証拠」を実感しなければなりません。



そうすると、

  • 自分より力の弱い人

  • 自分よりリスクを背負っている人

  • 自分より学歴や経歴が浅い人


こういった人に的が絞られます。



そして、自分が優越に浸るために、
怒りをぶつけてきたり、嫌なことを言ったり、
悪いうわさなどで評価の引き下げを実施します。



そうすると、真面目で責任感のある良い人ほど、
「そのフラストレーションを鵜呑み」にしてしまいます。



その結果、
自らの罪悪や無価値を大きく感じてしまい、
何もできない自身を責めてしまったりします。

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このような状況が続くと、

  • 自分には改善する力がない

  • 人を変えることができない

  • 自分もまわりも良くなっていかない


こういう思いが強く定着します。



そうすると、
「やる気が出ない」などの意気の消沈や、
うつ病などの要因に繋がったりします。



この問題を対処するには、
まず最初に「ご迷惑な人の心理メカニズム」を知ることにあります。



そして、「自身」と「周り」を2つに線引きし、

「自分の気持ちを優先すること」を考えます。



そうすることで、
人間関係の悩みはグンと楽になります。



人間関係の悩みに終止符を打つ3つのこと

1.ご迷惑な人の「対処法」

1つ目は「ご迷惑な人の対処法」を紹介します。



内容は、

相手の心理を見抜く

相手にしない

この2つです。


相手の心理を見抜く


先ほどの解説にも挙げましたが、
ご迷惑な人のパターンは大きく分けて2つ存在します。

1.怒りをぶつけてくる人

2.批判、誹謗中傷をする人

1.怒りをぶつけてくる人は、
「恐怖や悲しみ」が強い傾向にあります。



自分への恐怖感が大きいため、

行き場のない不安を常に抱えています。



そして、相手に怒りを顕わにする人は、
自分の主張を「相手への攻撃」といった形で表現します。



つまり、
主張(怒り)=自分を尊重してほしい
と思っています。



ですので、怒りをぶつけてくる人がいたら、
「自分より大きな悲しみを抱えている」と思いましょう。



もし、
その人の主張(思い)を尊重することができれば、
状況は180度好転する可能性があります。

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一方、2.批判、誹謗中傷をする人は、
自分への「無価値感」が強い傾向にあります。




無価値を感じさせる「批判」に敏感なため、
それをさせまいと必死に抵抗しています。



そして、相手を批判、誹謗中傷するときは、
自分の存在価値を「相手が苦しむ姿を見て」確認します。



一時的な優越に浸るだけでは、
無価値感を消せないため、何度も何度も繰り返します。



ですので、批判、誹謗中傷をする人がいたら、
「それをやめたら価値のある人間になれるのに」と思いましょう。


相手にしない


ご迷惑な人の心理を把握できましたら、
大らかな仏の目で見ていってください。



先述にもありましたが、このような人たちは
相手が苦しむのを見て優越感を得ます。



つまり、
ご迷惑な人がおこなうことに反応するかぎり、
延々とこのサイクルは続きます。



ですので、
本やスマホを見るなりして



スルー(無視)してください。



それに対して向こうが感情的になっても、
スルーし続け、ことが過ぎ去るのを待ちましょう。



人の脳は何のリアクションもない
「面白くないこと」が3日続くと苦痛になります。



あなたが手を施さなくても、
相手は自分から「身を引くこと」を決断するでしょう。


2.自分を「優先」する


2つ目は「自分を優先すること」です。



内容は、

完璧思考を手放す

アサーティブネス

の2つです。


完璧思考を手放す


つねに周りの空気を読み、
周りを考慮する「頑張っている人」は、
賞賛すべき方々だと感じます。



しかし、まわりばかりを優先し過ぎると、
自身の心もカラダも疲れ果ててしまいます。



そして、
なんといっても「自分自身の気持ち」を
ないがしろにしてしまいがちになります。



ですので、
一度おもいきって、




自分の気持ちを
最優先にしてみてください。




そして、
「やらなければならない」という考えも、
一度手放してみてください。



心理学者であるアルフレッド・アドラーの
「嫌われる勇気」の一節に、このような言葉があります。

他者からの承認を求め、他者からの評価ばかり気にしていると、最終的には他者の人生を生きることになる。

承認を願うがあまり、他者が望んだ「こんな人であって欲しい」という期待をなぞって生きていくことになります。すなわち、本当の自分を捨てて他者の人生を生きることになります。

世のため人のために貢献することは素晴らしいことですが、本当の自分を捨ててまで他者に尽くすことはしないでください。ということです。



ですので、

まずは「自分の気持ち」を優先、明確にして、



自分は自分のことを考え、
周りはまわりとして考える




こういった感じに、
自身とまわりの問題を「別々」に考えましょう。




私も子供のころ母親に、
「よそはよそ、ウチはウチ」と言われましたが、
まさにアドラー哲学の神髄だったと思います。(;^e^)


アサーティブネス


アサーティブネスとは、
自分と他人を尊重した自己表現、主張のことです。



シンプルに言いますと、
「私もOK!あなたもOK!
といった考えです。



真面目で責任感のある良い人ほど、
相手の要求を「断れない」といったことが起きます。



そして、どんどん断れない状況が続き、
結果的には自分の主張ができないままになります。



そうすると、
同じく「まわりに振り回される」ことになります。



ですので、先ほどのように、
まずは「自分の気持ち」を明確にしましょう。



そして、
それを「自分の主張」として相手に伝えましょう。



アサーティブネスの方法は、
まず相手の主張を受け入れることです。



そして、
その要求が自分に「むずかしい」のであれば、
正直に「自分の気持ち」を伝えることです。



ここで大切なのは、
お互いの主張を突き通すのではなく、
それぞれの「思いを共感すること」にあります。



相手は、
要求を成し遂げてもらうのが本当の目的ではなく、
自分の主張を「親身になって聞いて欲しい」のが心情です。



そして、それを素直に受け入れ
「相手の気持ちを十分に感じる」ことができれば、
相手はあなたの「主張」を聞き入れてくれるような心境へと変化します。



そうしたら、あなたの「素直な気持ち」を、
相手に伝えてくださいね。(^e^)


3.成長型「マインドセット」に変える


3つ目は「成長型マインドセットに変える」ことです。



これは何なの?と言いますと、
人の能力・知性・才能は、努力しだいで
成長させることが可能になるという思考です。



反対に、

人の能力・知性・才能はすでに決まっていて、
何も変わることがない思考を「固定型マインドセット」と呼びます。



これは、
スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授がおこなった「人間能力の研究」にある「拡張的知能観」「固定的知能観」のことです。



シンプルに言いますと、先ほどの説明にあった、
「能動的行動」「受動的行動」のことです。



私の体験談にもありましたが、
問題に直面しやすいのが「受動的行動」です。



これは、

  • 自分には改善する力がない

  • 人を変えることができない

  • 自分も周りも良くなっていかない


といった「固定型マインドセット」がもとになっているためです。

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そして、
真面目で良い人ほど周りのネガティブに翻弄され、
固定型マインドに陥りやすい傾向があります。



このことから、

  • 自分には改善する力がある

  • 人を変えることができる

  • 自分も周りも良くなっていく


といった「成長型マインドセット」
変えていくことが解決のカギとなります。



ちなみに、
成長型マインドセットに変えていく方法は、
「本当にあった事実」を探していきます。



つまり、
どんなに小さなことでも良いので、
自分の力で変えられた事実を過去の出来事の中から、できるかぎりたくさん見つけましょう。



そして、それをノートなどに書き出し、
「目で見えるカタチ」にするのです。



私たちの脳は、
目に見える小さな事実が
「たくさんある」と、
それが「本当のこと」だと認知し始めます。

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そうすると、

  • 表情

  • しぐさ

  • 話し方

  • 言葉


こういった自身の「雰囲気」が変わり、
だんだん
「まわりの雰囲気」も変わっていきます。



さらに、変わってきた事実を「書き足す」と、
どんどん状況が良い方向へ変わり始めます。



なぜなら、
私たちの脳は「事実」に合わせにいくためです。



反対を言えば、
人間関係が良くならなかったのも、

  • 自分には改善する力がない事実

  • 人を変えることができない事実

  • 自分もまわりも良くなっていかない事実


こういった「本当のことがたくさんあった」ので、
それを脳が「それに合わせようとしていた」のです。



ですので、
どんなに小さな事実だったとしても、
自分は人間関係を変えることが出来る
という噓偽りのない真実を
「たくさん集めること」が解決の糸口になります。



そうすることで、その紛れもない「現実」が、
更なる成長マインドへと導いてくれることと思います。


エンディング(まとめ)


今回の話をまとめますと、

1.ご迷惑な人の対処法

  • 相手の心理を見抜く
  • 相手にしない

2.自分を優先する

  • 完璧思考を手放す
  • アサーティブネス

3.成長型マインドセットに変える

  • 自分で変えられた事実をたくさん書き出す

になります。


人との悩みは、
私たちが生きてく上では必ずあります。




望んでいないことが起きたり、
ぶつかり合うこともあると思いますが、
そのすべてが「悪いこと」でもありません。




そういった経験の中に
「気づかされる場面」というものも存在します。




人にはそれぞれ「思い」というものがあり、
人それぞれ大切なものを持っています。




お互いが大切なものを尊重し合い、
お互いの気持ちを大切にすることができたなら、
それは良い繋がりが生まれる第一歩になると感じます。




私たちは、
こういった心のつながりを学ぶために、
悩みというカタチで気づかされているのかもしれません。




その気づきがお互いの心を変えたとき、
良い関係というのは作られていくのだと思います。




本記事を最後までご覧いただき
ありがとうございました。(^e^)☆