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ううん。そんなことないよ。
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また何か起きそうな気がする!
こんな時どうすればいいの?!
このように、一度「嫌なこと」が起きると
なぜか立て続けに嫌なことが起きます。
あまりにも嫌なことばかり続くので、
もしかして、前世の因果応報が今になって来たのかな?と思うことがあります。
これは、たまたま偶然に起きたのか、
それとも心身のリズムが良くないのか、
何か「見えない力」がはたらいているのか。
そう考えるほど謎は深まるばかりですが、
これは、「事象の偏り」と「情報を集める心理」が重なることで、そのような錯覚が起きるようです。
そして、これらの出来事は、
普段の「解釈」を変えるだけで
すぐにでも解決することができます。
今回は、嫌なことが続く要因の解説とともに、
嫌な出来事を繰り返さない「スキル」をお伝えするべく、
すぐに状況を好転させる3つの方法。
を紹介します。
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下のコンテンツから、
すぐに状況を好転させる3つの方法
までジャンプしてくださいね。
本記事で良いことが続くようになれば幸いです。
是非ともご覧ください。
どうして「嫌なこと」が続くの?
嫌なことが続く要因には、
大きく分けて2つことが考えられます。
ひとつが、
出来事に「かたより」が起きている。
もうひとつは、
嫌なことで、
頭がいっぱいになってるためです。
1.出来事の「かたより」とは?
一つ目に考えられる要因は、
出来事の偏り(かたより)が起きるためです。
これは、
事象が頻発して起きるというものです。
たとえば、
裏と表のある一枚のコインを、
10回×10セット投げたとします。
そして、
それぞれ出た面の数を集計したとします。
すると、1/2の確率から見ても
裏も表も「5回」の割合が多くなります。
ですが、これは平均的な割合なので
実際にやってみると必ず「どちらか」に偏ります。
つまり、
表が多く出るときもあれば..
裏ばかりのときもあります。
このとき、
コインの表が出たら「幸運」
裏が出たら「不運」にしてみると、
どうでしょうか。
裏に偏ったときは、
「不運がたくさん起きている状況」です。
そうすると、
自分はなんて運が悪いんだ..(;´e`)と感じます。
反対に表がたくさん出たときは、
ツイてるなぁ♪(^e^)と嬉しくなります。
このように「感じる」のは、
コインの裏と表に「意味」があるためです。
そして、これと全く同じことが
私たちの日常でも起きています。
身近なことで言いますと、
- 晴れの日、雨の日
- 穏やかな風の日、台風の日
- 何気ない日常、地震が起きた日
こういったことです。
これらはすべて出来事なので、
コインの裏と表が出るのと同じです。
そして、これは自然の摂理ですので
もともと良い悪いといった概念を持ちません。
つまり、
雨が降って憂鬱だなぁと感じたのであれば、
そこにマイナスを意味付けているのです。
一方、
社会的なことでは
- 人と会話する
- 電車やバスに乗る
- 何かの作業をおこなう
このように、
人や物と接することも出来事です。
これも、受け取り方しだいでは
嫌なことを考えたり、感じたりします。
このように、
出来事に対する感じ方、捉え方はすべて
私たちの「解釈」によって作られます。
そのため、
自分のまわりで出来事が多くなるほど、
おのずと「解釈の数」も増えていきます。
つまり、
先ほどのコインに例えるなら
出来事がマイナスに偏ったときに、
⇩
嫌なことが立て続けに起きる。
ということです。
ですが、
憂鬱だなぁと思う「雨」であっても、
- 日照りを受けていた農作物がうるおう
- 水不足だった貯水湖がうるおう
- 畑に水をまく手間がはぶけた
このように、
解釈によっては「恵みの雨」にもなります。
そうすると、
出来事がたとえマイナスに偏っていても、
それは嫌なことではなくなります。
ですので、私たちは物事の解釈しだいで
良いことにも悪いことにも思えてくるのですね。
しかし、この解釈は
一体どのようにして作られるのでしょうか。
それは、
私たちの中にある「価値観」です。
2.嫌なことで頭が「いっぱい」になる
もうひとつの要因は、
嫌なことで頭がいっぱいになるためです。
これは、出来事やものごとに対して
自分の価値観が大きく外れたときに起きます。
価値観とは、
先ほどのコインに例えますと
表が出たら「幸運」= 価値がある
裏が出たら「不運」= 価値がない
こういったものになります。
もっと詳しく言いますと、
- 思考:物事の考え方、捉え方
- 感情:物事に対する想起、反応
- 習慣:自身の決まりごと
- 心情:自身の誇り(大切な思い)
このような「自分のルール」から価値が生まれます。
▽詳しくはこちらを読んでみてね▽
そのため、
この枠に適さない出来事に対しては、
「価値がない」といった判断になります。
たとえば、
野菜が好き、または普通に食べられる人は
- 野菜は健康に良い
- 野菜は美味しい
- 昔から食べている
こういった価値観(枠)があります。
ですので、
野菜に対してとくに抵抗を感じません。
しかし..
- 野菜は美味しくない
- 昔からあまり食べない
- 野菜にトラウマがある
このような場合は、
野菜が価値観(枠)にないことになります。
そして、
それが自身の価値観から離れているほど、
不快感というものが増幅していきます。
そうすると、
私たちの生存本能が
不快を取り除いて
⇩
もとの心地よい状態にもどす。
こういうことをします。
ですが、
このとき「野菜を絶対に食べるべき状況」になったと仮定します。
すると、
この出来事が「価値観の崩壊」を起こし
脳内が不快を取り除くこと一色になります。
これが、
嫌なことで頭がいっぱいになる状況です。
その結果、
- 心配やあせり
- 怒りや悲しみ
- 不安や恐怖
このような感情が大きくなります。
このとき、自分では気づきませんが
意識のほとんどが「思考」に向きます。
ですので、普段何気なくおこなっている
「まわりへの注意力」が散漫になります。
そうすると、
- 財布やスマホを忘れる
- 仕事のミスが多くなる
- 物にぶつかったり、落としたりする
このような「物理的なこと」が立て続けに起きます。
そして、
このマイナス感情は
- 表情
- しぐさ
- 話し方
こういった「外の部分」に出ます。
そのため、
学校や職場などの「人の多い場所」では
その雰囲気を「まわりがキャッチ」します。
どうしてなの?と言いますと、
私たちを含むすべての生き物には、
扁桃体という危機管理する器官があるためです。
ここは、笑顔が素敵な人よりも
「怒った表情をした人」に反応します。
▽扁桃体の詳細はこちら▽
そうすると、自分のマイナス感情が
悲しいことにまわりに飛び火します。
そして、
人の多いところでは集団心理がはたらくので、
必然的に「人為的なこと」が起き始める。
このように、
頭の中が嫌なことでいっぱいになると
色んなことへ発展する可能性が高まってくるのです。
では、
一度嫌なことで頭がいっぱいになったら
もう防ぎようがないの?と思ってしまいます。
ですが、
これは次にお伝えする3つのことで
すぐに状況を好転させることができます。
それが、
- 感覚を意識する
- 視点を変える
- 解釈を変える
になります。
すぐに状況を好転させる3つの方法
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1.自身の「感覚」に意識を向ける
最初にお伝えするのは、
自分の感覚を意識するものです。
これは、
嫌な出来事を
連鎖させないためです。
それでは、
順に解説していきますね。(^e^)
※嫌なことに直面してしまったときは、
「自分に嫌なことが起きた!」
と、まずは受け入れてください。
そして、
ゆっくり呼吸しながら
- ドキドキする
- イライラする
- ソワソワする
こういった「カラダの感覚」のほうに、
意識を向けてみましょう。
そうすることで、
感情は10秒くらいで落ち着いていきます。
そして、
- ○○すべき
- ○○しなければならない
- ○○が正しい
このようなことが頭に浮かんだら、
ふたたび「カラダの感覚」に意識を向けてください。
これを繰り返すことで、
頭の中の「ループ」を防ぐことができます。
先述のように、
嫌なことが続く原因のもとは「マイナス感情」です。
そして、
そのほとんどが「思考」で作られます。
ですので、
嫌なことを考え続けてしまうと
1.マイナス感情が起きる。
⇩
表情や雰囲気にあらわれる。
⇩
人為的に嫌なことが起きる。
2.そのことで頭がいっぱいになる。
⇩
思考や注意力が散漫になる。
⇩
物理的に嫌なことが起きる。
こういったことに繋がります。
これが自身の冷静さを奪うので、
思わぬことが多発してしまうのです。
そして、
嫌なことが起きた日は「早めに帰宅」し
- 自分の楽しいこと
- 自分の嬉しいこと
- 自分の癒しになること
こういったリフレッシュに専念し、
早めに就寝しましょう。
嫌なことが起きた日は、
モヤモヤした気持ちを「はやく何とかしたい!」と思います。
しかし、これもまたマイナス感情なので
それを考えるたびに「とらわれて」しまいます。
まずは、
自身の心の冷静さを保つことに注力し、
心身のコンディションを整えましょう。
どんな出来事であっても、
最初の「きっかけ」から事は大きくなるので、
ここでは、それを早い段階で止めているのです。
そうすることで、
嫌な感情や出来事が立て続けに起きるのを、
事前防止することに繋がります。
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2.見る「視点」を変える
次にお伝えするのは、
見る視点を変えるものです。
冒頭解説にあったように、
日常では「いろんな出来事」が起きています。
そのため、
雨や地震など自然のことはもちろん、
人や物と接することでも出来事は増えます。
そして、
出来事すべてが「良いこと」ではないので
自身にとっては「嫌なこと」にもなりかねます。
ですので、
私たちがこの世界で暮らしているかぎり
嫌なことは普通に起きているという視点で見てみてください。
日常の出来事も、場所やタイミングによっては
「嫌なことになりうる」ことを心に留めておきましょう。
どうしてなの?と言いますと、
私たちは嫌なことを避けようとするほど、
嫌なことに「とらわれてしまう」ためです。
とくに、
それが「初めて(突然)のこと」であった場合、
私たちの脳に「強い印象」が残ります。
そして、この印象をベースに
確証バイアスというものがはたらきます。
この心理は、
良いことよりも嫌なことばかりを集めてしまうものです。
そうすると自分のまわりで、
嫌なことが多発しているような錯覚に陥ります。
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ですので、
嫌なことが「続いている」と感じたら
さきほどの「視点」から見てみてくださいね。
このとき、もう一人の「別の自分」が
今の自分を「客観視する」という方法もあります。
これは、認知行動療法にも使われている
メタ認知と呼ばれるものです。
シンプルに言いますと、
嫌な思いをした自分を「子ども」に例え、
それを保護者視点になって見るということです。
たとえば、
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いま、嫌なことで悩んでるんだね..。
不安だよね..。ツライよね..。
でも必ず助けてあげるから..。
こういった「言葉」を、
自分自身にかけてあげてください。
ここで大切なのは、
自分を「安心させてあげること」です。
嫌なことが頭から離れないときは、
一度この方法を試してみてくださいね。
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3.受け取る「解釈」を変える
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最後は、
受け取る解釈を変える方法です。
先述のように、
私たちにはそれぞれ「価値観」があります。
これは、
幸せ・安心・心地よいものは価値がある。
不幸・不安・心地よくないものは価値がないと感じます。
ちなみに、
価値がないと思ってしまうのは
- リスク
- 損失
- デメリット
こういったものがあるためです。
たしかに、
これらのデメリットと思えるようなことは
誰もが「受け取りたくありません」よね。
ですが、
このデメリットの「裏」には
常にメリットが存在します。
そして、ここで重要なのは
デメリットの「解釈のしかた」にあります。
つまり、
デメリットは「損でしかない」と思いますが、
捉え方しだいで「大きなメリット」を生み出します。
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たとえば、ある女性が
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と心に決めたとします。
そして、
日々の努力と試行錯誤を重ね..
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こういった結果になったとします。
これは、
- 何度も悩み、挫折した
- 失敗を繰り返してきた
- たくさんの時間と労力を費やした
こういった「背景」があったから、
素敵な絵を描けるようになったのです。
これらは、
普通に見ると良いことではないので
すべて「デメリット」に見えます。
しかし、
これがあったおかげで
- いつでも素敵な絵を描くことができる
- 自身や周りを喜ばせることができる
- 次のレベルに行くことができる
こういったメリットを受け取り、
自身の成長へと繋がります。
つまり、
デメリットと思える出来事を体験していても
しっかり「メリット」を受け取っているのです。
そして、
数あるデメリットを乗り越えていくと、
それは「安心・自信」というものに変わります。
なぜなら、
もうすでにリスクを経験しているので
問題解決力が備わっているためです。
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このように、嫌だなぁと思ってたことにも
必ずメリットが隠されています。
そして、それは単なるリスクではなく
自身を成長させた「メリット」として考えてみましょう。
そうすることで、
自身にとって「嫌なこと」と思える出来事は、
だんだん遠ざかっていくことと思います。
エンディング(まとめ)
今回の内容は、
- 嫌なことが立て続けに起きないために、
自身を落ち着かせることに注力しましょう。
2.見る視点を変える
- 嫌なことは「常に起きている」と捉えましょう。
- もう一人の自分が、嫌なことがあった自分に、
「安心する言葉」をかけてあげましょう。
3.受け取る解釈を変える
- デメリットの中に存在する「メリット」を、
探してみましょう。
以上となります。
私たちが日々暮らしていると、
嫌なこと、悲しいこと、苦しいことはたくさんあります。
でも、それだけではなく
良いこと、嬉しいこと、成長できたこともあります。
もし、自分の中で良い成長ができたら
それは「リスク」を乗り越えて作られた結果です。
大切なのは、出来事に一喜一憂するのではなく
そのメリットに「気づくこと」かもしれません。
そして、
少しずつ「次」に活かすことができれば
私たちは必ず成長できます。
こういった小さな成長の積み重ねが、
出来事を良い方向へ導いてくれると感じます。
本記事を最後までご覧いただき
ありがとうございました。(^e^)☆
今日は色んなことがあったなぁ~。