毎日続けられるかしら?
ちゃんと成果が出るだろうか?
勉強する時間はあるのだろうか?
勉強したい気持ちはあっても、
仕事や家事、子育ての忙しい中では、
どうしても時間や労力のことが気になります。
ですが、これは「ある時間」に注目することで、
大きな労力と時間を費やすことなく効率的な学習ができます。
そして、大きな成果に繋げるカギが、
私たちが毎日おこなっている「習慣」です。
今回は、脳の「性格」の解説とともに、
成果をキッチリ無駄なく受け取る方法をお伝えするべく、
簡単でスマートな3つの方法
を紹介します。
下にあるコンテンツから
簡単でスマートな3つの方法
までジャンプしてくださいね。
本記事で効率の良い学習ができれば幸いです。
是非ともご覧ください。
脳の「性格」とは?
私たちが1日に「1%の努力」をすると、
1年後には37倍も成長すると言われてます。
どういうことなの?と言いますと、
1日でも「努力」につながる行動をすれば、
必ず「成長する」ということです。
たとえば、
いまの自分を「1」とした時、
1%の努力をおこなうば1.01になります。
そして、2日目さらに1%努力すると、
1.01 × 1.01 = 1.0201になります。
同じく、
3日目は1.0201 × 1.01 =1.0303となり、
少しずつ成果量が増えていきます。
このように、
「成果量×1%の努力」を積み重ねた結果、
1年後には3778%に達します。
つまり、毎日1%の努力を続けていけば、
1年後には37倍もの成長をすることになり、
高さに例えるなら20階建てのマンションくらいになります。
ちなみに、1日1%の努力とは、
時間でいうと「15分くらい」です。
24 × 0.01 = 0.24時間。
これを分に直すと
0.24 × 60 = 14.4分になります。
つまり、
1日15分「努力」をおこなえば、
1年後には37倍もの成長に繋がるのですね。
この成果をきっちり受け取るには、
やはり毎日15分続けることがポイントです。
15分であれば、そんなに大変ではないので
毎日続けられそうな感じがします。
しかし、
「頑張るぞ!」と決めたものの中には、
なぜか「長く続かないもの」があります。
それはなぜかと言いますと..
脳が3日で飽きるためです。
これは「三日坊主」と呼ばれるものですが、
とくに悪いことでも何でもありません。
なぜなら、
私たちの「脳の性格」がそうなっているので、
三日坊主になるのが普通なのです。(;^e^)
脳は「変化」が苦手?
私たちの脳は、
- 初めてチャレンジする
- まわりの環境が変わる
- 今までと違う自分になる
こういった「変化」が苦手です。
そして、変化が大きいほど、
「いつもの慣れ親しんだ状態」へ戻ろうとします。
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そうすると、「三日坊主」や「先延ばし」
といったことが起こります。
なぜこんなことが起きるの?と言いますと、
脳は「エネルギーを使いたくないため」です。
私たちの脳は、
つねに生命維持を考えているので、
カラダの「コンディション」にはとても敏感です。
そのため、
今までにない「自身の変化」に心地悪さを感じ、
ベストコンディションに戻す方法をあれこれ考え始めます。
たとえば、
今までダイエットしたことない人が、
毎日運動することを決心したとします。
そうすると、
脳の「前頭前野」という部分が..
- よし!明日から頑張ろう!
- でも、明日はレジャーの予定が..
- よし!あさって頑張ろう!
このようなことを考えはじめます。
そうすると、
脳はグルコースという物質をたくさん消費します。
これは「脳のエネルギー源」なので、
大きく減ってしまうとクタクタに疲れてうまく機能しません。
この消費を止めるには「変化を止める」。
つまり「今のコンディションに戻す」のがベストだと脳が判断します。
そして、
エネルギー消費の大きい思考や運動などを止め、
いつもの「ラクな状態」をおススメするのです。
三日坊主とは、
脳のエネルギー消費を少なくするために、
「ベストな状態へ戻る」ことなのです。
しかし、ゲームやマンガなど、
自分の好きなことに関しては、止めることなく何時間でも続けます。
なぜなら、
それが「ベストコンディション」なので、
脳にとっては「すごく嬉しい」ためです。
ですが、やり過ぎてしまうと、
同じく脳のエネルギーは大きく減ります。
その結果、
気づかないうちに脳が疲労し、
翌日に疲労感や倦怠感などを起こします。
ですので、楽しいことに没頭するときは、
ほどほどにしておきましょうね。(;^e^)
ここまでの解説でお伝えしたいことは、
になります。
このことから、
自分が「これは楽しい!」と思える学習であれば、
先ほどの37倍より遥かに成長できると思います。
「基底核」に任せる
勉強やトレーニングなど、
初めてチャレンジすることに対しては、
必ず脳が「行動にブレーキ」をかけます。
そうすると、先ほど説明したとおり
「途中でやめる」ことが無きにしもあらずです。
ですが、せっかくの成長のチャンスを
三日坊主で止めてしまうのは非常に勿体ないです。
そこで、
それを制する方法があります。
それが、
基底核(きていかく)に任せることです。
きていかくってなんなの?と言いますと、
私たちの脳の奥にある「行動」を司る器官です。
ここには、
- 運動制御
- スキルの学習
- 習慣の形成
こういったものがあります。
たとえば、歩いて帰宅するとき、
他のことを考えていてもカラダが勝手に自宅へと向かいます。
これは、
何度も繰り返した「習慣」が、
基底核をはたらかせているためです。
私たちが何かを「学習するとき」は、
最初に「前頭葉」が情報をまとめます。
そして、「大脳基底核」の近くにある
記憶を司る「海馬」にメモリーされます。
ここは、
- インパクトの強いものは記憶する
- インパクトの弱いものは消えてしまう
こういった特徴があります。
そして、
これらの情報は寝ている間に処理されるため、
あまり乗り気ではない学習は消えてしまう可能性があります。
ですが、
これは「何度も繰り返す」ことによって、
強い「インパクト」に変えることができます。
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そうすると、その印象は海馬に定着し、
どんどん「記憶」として残っていくのです。
海馬に保存された情報は、
習慣化されると基底核に入っていくため、
考えなくても「カラダが自動的に動く」ようになります。
そして、
この場所は「前頭葉」のように思考しませんので、
三日坊主のように行動を抑えることもありません。
このことから、
学習を何度も繰り返しおこなう
ことがポイントです。
そうすることで、
新しいチャレンジも学習も、
長期にわたって「継続」出来るようになります。
簡単でスマートな3つの方法
1.最初は「やさしい」ことから
学習を始めるときのコツとしては
「すごく簡単なこと」から始めることです。
初日は、
学習のテーマや内容を決めるだけでもスキルになります。
そして、翌日から「すごく簡単なこと」を
「きっちり15分」始めていきましょう。
どうして簡単なことなの?と言いますと、
先述のように脳は「変化」が苦手です。
ですが、「小さな変化」は、
脳にとってあまり苦になりません。
まずは、
簡単なことを積み重ねていくことで、
脳を慣れさせましょう。
そうすることで、
毎日スマホをチェックするように、
新しい学習も定着していくと思いますよ。
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2.寝る前に「おさらい」する
脳の集中力は、
- 起床30分後~午前中
- 夕方15時~18時
この時間帯が高いと言われています。
このとき、
最も活発になるのは「起床30分後」ですので、
この時間帯を目安にして「1日15分学習」をおこないましょう。
ちなみに、夜勤などの場合は、
「起きた30分後」でも同じく集中力は高まります。
そして、
一日学んだことを寝る前に「復習」すると、
さらに効率は高まります。
私はいつも、
朝の5時半くらいに起きるのですが、
6時~15分(英語)
7時~(通勤)15分(心理学)
8時~(通勤)15分(プログラミング)
このように朝を中心に学習しています。
以前は、
会社から帰ってきた後にやっていましたが、
脳のエネルギーがほとんど無い状態なので..
「頭に入っていかない」
「やる気が出ない」
「すごく眠い」
こういったことが多発しました。
ですので、
今は集中力が満たされている「朝」に学習し、
寝る30分前に「おさらい」して就寝します。
先ほどの「記憶する海馬」は、
寝ている間に「情報を分別」しています。
これは「1日の出来事」で記憶された情報の、
要るもの、要らないものを処理しています。
私たちの新しい記憶は、
朝起きたときから時間が経つたび薄れていきます。
そして、とくに寝る前の記憶を
「強く記憶する」特徴があります。
ですので、せっかく日中勉強しても、
寝る前に「ホラー映画」などを見ると、
海馬はそちらのほうを記憶してしまいます。
その結果、
私のように怪物が夢に出てきたり、
学んだことを忘れてしまうことに繋がります。
それを避けるためにも、
朝勉強したことを寝る前に「復活」させるのです。
つまり、
脳が元気な朝に学習をおこない
⇩
就寝前に復習して印象づける
このことを繰り返していくのです。
そうすることで、
効率の良い学習を促していけると思います。(^e^)
3.いつもの習慣に「くっつける」
最後に「三日坊主を防ぐ方法」を紹介します。
それが、
毎日やっている習慣の後に
新しい習慣をくっつけるというものです。
どういうことなの?と言いますと、
先ほどの私の例で言えば、
⇩
英語、プログラミングの学習をする
通勤したら
⇩
心理学の勉強をする
寝る前の歯磨きが終わったら
⇩
学んだことを復習する
このように「~したら~する」といった感じに、
新しい習慣を「くっつける」のです。
これは、コロンビア・ビジネス・スクールの
社会心理学教授ハイディ・グラントハルバーソンさんが提唱した、
if-thenプランニングという目的達成の方法です。
他にも、
- 晴れたら30分ウオーキングする
- 部屋を散らかしたらすぐに整頓する
- 雨が降ったら家で15分ストレッチする
このように、
何かの後に「計画を決めておく」のです。
そうすると、行動が自然と身につき、
新たな習慣の効果を高めてくれます。
そして、これを毎日意識しながら続けていくと、
2週間くらいで「普通のこと」のように感じてきます。
そうしたら、
「学習する時間」を増やしていきましょう。
コツとしては、
「15分の回数」を増やしましょう。
+
新たな学習(15分)
いつもの習慣
+
新たな学習(15分)
いつもの習慣
+
新たな学習(15分)
もし、
休日などで「一気に学習したい」という場合は、
ポモドーロ・テクニックを活用しましょう。
25分の間に「5分以上の休憩」を入れながら
進めていくとより効果的です。
⇩
5分以上の休憩
⇩
新たな学習(25分)
⇩
5分以上の休憩
⇩
新たな学習(25分)
⇩
5分以上の休憩
エンディング(まとめ)
今回の話をまとめますと、
- 簡単なことを15分続けましょう。
2.寝る前におさらいする
- 脳が元気な朝に学習して、
寝る前に復習して思い出しましょう。
3.いつもの習慣にくっつける
- 毎日おこなっている習慣に、
新しい習慣をくっつけましょう。 - 15分単位でメリハリをつけましょう。
以上となります。
元アメリカ合衆国副大統領の、
カルビン・クーリッジさんの言葉にこのようなものがあります。
才能も、教育も、
継続に勝ることはできない。
継続と決意こそが絶対的な力なのである。
まさに継続の積み重ねが、
今後の大きな力になっていくと思います。
たとえ今日1%出来なくても、
0.1%しか出来なくても「継続する」かぎりは0になることはありません。
そして、
すべての積み重ねが「大きな力」となった時、
それは「成果」となって私たちに喜びや幸せを運んできます。
こういった「架け橋」を果たしてくれるのが、
日々「続けていくこと」なのだと感じます。
本記事を最後までご覧いただき
ありがとうございました。(^e^)☆
今のうちにたくさん勉強しておきたい。
でも。。。