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このように、不安や心配になると
いろんな「未来のイメージ」が浮かびます。
そして、どちらかと言えば良いことよりも
「悪い結末」が頭を駆けめぐります。
その都度、自分に大丈夫!と言い聞かせても
やっぱり現実化したらどうしよう?と落ち着きません。
現在、こういった「心配性」に悩む人の割合は
日を追うごとに増加の一途をたどっています。
これは、
私たちのまわりに存在する「ある情報」が
気づかないうちに蓄積してることにあります。
そのため、
自覚症状を持たない仮面鬱(かめんうつ)
といったことに発展するケースが多いです。
ですが、
これは「あるシンプルな行動」を起こすだけで
しっかり予防して改善へ繋げることが出来ます。
今回は、心配性の詳しい原因の解説とともに
安心な未来を「確保する方法」をお伝えするべく、
未来への心配を断ち切る3つの対処法。
を紹介します。
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本記事がお役立できれば嬉しいです。
是非ともご覧ください。
なぜ「悪い想像」をしてしまうの?
私たちが不安や心配を感じると、
なぜか悪い未来ばかり想像してしまいます。
そして、
こういったイメージが続くと
- こんなこと考えてはダメだ!
- 私が心配性すぎるからだ..
- 僕がこんな性格だからだ..
このように思ってしまいますが、
決してそういうことはありません。
なぜならこれは、
ご自身の「未来」と真剣に向き合っている「証」だからです。
たとえば、
こんな出来事があったとします。
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そうすると人は、
必ず「ある未来の姿」をイメージします。
それが、
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事故にでもあったのかしら!?
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就職できなかったらどうしよう??
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大きな病気かもしれない!?
こういった「最悪の事態」です。
このあとも、色んな事をあれこれ考えますが
これは脳が「わざと」見せています。
どうしてこんなことするの?と言いますと、
助かる方法を導き出すためです。
これは、
私たちの生存本能が起こすもので、
事前に「予測」を立てて、
⇩
そこから解決法を導き出す。
こういったことをしてるのです。
交通安全に例えるなら、
こういった事故を、どうやったら防げるか?
ということをシミュレーションするのです。
▽こちらも読んでみてね▽
たとえば、突然私の家が
停電で真っ暗になったとします。(;´e`)
私は急いで電気をもとに戻すため、
ブレーカーのあるところまで行こうとします。
このとき、
- 壁にぶつかるかもしれない..
- 危ないもの踏むかもしれない..
- 階段踏みはずしたらどうしよう?
こんなことを思い浮かべます。
これが、先ほどの危険予測ですが
はたから見れば悪い未来ばかりですね。
このあと私の生存本能が、
脳の中でいちばん賢い前頭前野に
どうやったら危険を防げるか?というテーマを投げます。
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そうすると、
前頭前野はそのテーマを解析し
慎重に進みましょう
ゆっくり進みましょう
一段ずつ降りましょう
こういった対処法を算出します。
そのあとは、脳の指示どおり私が行動すれば
想像してた悪いことを防止できます。
このように、
私たちは常に危険から身を守るために
あえて悪いイメージをするようになってるんですね。
しかし..
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人一倍悪いイメージをしてしまいます。
とにかく、
何をするにも心配で仕方ありません。
いったいどうすれば良いでしょうか?
こういったこともあります。
たしかに、
人によっては凄くシビアに考えたり
悪いイメージがたくさん浮かんでくる場合があります。
ですが、私たちの思い浮かべるイメージは
どんなことでも「もとになる材料」がなければ作れません。
つまり、
たくさん悪いイメージが浮かぶのは、
それだけ材料(情報)がたくさんあるということです。
では、
その情報とは何かと言いますと
それは、
私たちが感じた「過去の印象」です。
印象から「イメージ」は作られる
私たちは不安や心配が強まると、
必ず悪い想像をする脳のしくみになってます。
これは、
交通安全ムービーの危険予測と同じで
事故の対策をシミュレーションするためです。
そして、このときのイメージは
私たちの「過去の印象」から作られます。
たとえば、
今からこちらの男性と会うとします。
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しかし、
何やらむずかしい表情をしているので、
あまり「良い印象」とは思えませんね。
なので、
- 機嫌が悪いのかな?
- 厳しい人かもしれない
- 怒られたらどうしよう?
こういった様々なイメージが浮かびます。
ですが、
会って話しを聞いてみると..
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緊張してお腹が痛かったようです。
そして、「彼の印象」も変わりましたよね。
このように、
私たちは「印象」から
様々な「イメージ」を作り出します。
同じように、
- 悪い想像ばかりしてしまう
- 過剰なくらい心配してしまう
- マイナス中心で考えることが多い
こういった場合は、
良くない印象をたくさん抱えてるということです。
▽こちらも参考にしてみてね▽
そして、これらの印象は
気づかないうちに覚えてしまうことが多いです。
つまり、
日頃から積もり積もった印象が
最悪な事態のイメージを増やして
⇩
未来への不安や心配を大きくさせる
このようなことを起こします。
では、
どうやって対処すればいいの?と言いますと
やはり、そういった印象をインプットしないことです。
私たちが受ける印象には、
- 心地良く感じるもの
- 心地悪く感じるもの
大きく分けると、
この2つになります。
そして、
- 強いインパクトを受ける
- 毎日おこなっている習慣がある
- 好奇心や興味を惹かれる
日常ではこんなことがあると思いますが、
これが印象となって残ります。
身近なものでは、
TVやスマホを見る、人の話に耳を傾ける、
気になる文章や映像を見たり聞いたりすることです。
たとえば、こういったことに
楽しい、安心するなどの心地良さがあれば
それは良い印象として残ります。
※ちなみに良い印象は、
こういった想像に使われます。
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これとは反対に、
不安や怒り、妬み恨み、悲しみのような
良くない印象を感じるものがあります。
そうすると、
私たちは「その印象」が気になってしまい、
無意識のうちに※想起(そうき)します。
※想起とは
保持している情報を適切なタイミングと場所で「思い出す」過程のこと。
このときに、
良くない印象を強く覚えてしまうのです。
いまの私たちの世の中は、
つねに多くの情報で溢れているので
こういったことも自然と多くなります。
そのため、
知らず知らずのうちに受けた印象が
不安や心配に拍車をかけている可能性があります。
ですが、次にお伝えすることを実施できれば
より早い対処と、今後の予防に役立つと思います。
それが、
- 自分に許可を与える
- 情報を置き換える
- 解決への一歩を踏み出す
になります。
未来への心配を断ち切る3つの対処法
1.悪い想像を「許可」しましょう
最初にお伝えするのは、
悪い想像してもOK!というものです。
どういうことなの?と言いますと
悪いイメージを禁止すると、
逆に不安や心配ばかり考えてしまうためです。
私たちは通常、
悪いイメージする = ダメなこと
として捉えます。
そのため、
こういったマイナス思考や暗い想像は、
考えてはいけない!と自分に言い聞かせます。
ですが、
私たちは考えてはいけない!と思えば思うほど
そればかり考えてしまうものなのです。
鶴の恩返しに出てくる娘や雪女も
見てはダメ!話してはダメ!と言ってますが、
なぜか人はやってしまうのです。

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今回も同じく、
不安や心配が続いたときに
- 不安になってはいけない!
- 心配してはだめだ!
- 悪い想像してはいけない!
と考えたり、言ってしまいがちになります。
ですが、これは逆に
不安や悪い想像を大きくします。
反対に鶴や雪女から、
見ていいよ♪言っていいよ♪と言われたら
どうでしょうか。

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絶対ダメ!にくらべて、
そこまで気にならない。
もしくはやらないと思います。
ですので、
もし悪いイメージが浮かんだときは
- 不安になってもいいよ
- 心配していいんだよ
- 悪い想像してもOK!
と心の中で呟いてください。
そして思い浮かぶイメージは、
人の本能が起こす危険予測なので
- 僕が臆病な人間だから..
- 私が心配性すぎるから..
- 自分の性格に問題があるから..
こういった、
自分だけこんな悪いことばかり考えるんだ!
ということも全く関係ありません。
冒頭にあったように、
最悪な事態のイメージが多いほど
あらゆる危険から対処しようとしてるのです。
ここで大切なのは、
不安になる自分を責め続けないことにあります。
もし、イメージが思い浮かんだら
考えてもいい、心配になってもいいと
自分自身の心へ伝えてあげてくださいね。
そうすることで、
今まで過剰に感じていた不安や心配も
少しずつご自身から離れていくことと思います。(^e^)
▽こちらも読んでみてね▽
2.受け取る情報を「管理」する
次の対処法は、
受け取る情報の管理です。
説明でお伝えしたように、
私たちは日頃から様々な「情報」を受け取ってます。
その中には、
心地良く感じるもの、悪く感じるもの
ハッキリと分かるもの、自身では気づかないものがあります。
そして、
とくに悪い想像を膨らませているものが、
気づかずにインプットされた良くない印象です。
これは、
- TVなどのメディア
- インターネット
- 口コミやうわさ話
こういった情報から流入するネガティブに該当します。
ですので、
まずはできる範囲からで良いので
自分の必要な情報だけ
見るようにしましょう。
方法は至ってシンプルに、
- 心地良いものを選択する
- 不要なネガティブと距離を置く
こういった線引きをするだけです。
さらに詳しい内容は、
こちらの「すぐにできる対処法3選」を見てね。
※そして、
もうひとつお伝えすべき重要なことがあります。
それは、無意識に入ってきた情報が
思考と行動を操ってしまうものです。
たとえば、
このような写真があります。

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いま、
アメフト審判の方々が審議しています。
突然ですが、
このときパッと思いつく動物は何ですか?
・
・
・
私は「シマウマ」が思いつきましたが
皆さんはどうでしょうか。(;^e^)
このように、最初に受けた情報が
その後の考え方に影響するものを
プライミング効果といいます。

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桃太郎を10回言う。
質問です。川から流れてくるのは?
⇩
「桃」と答えてしまう。
正解は「水」でしたというオチ。
近所から「カレー」の香りがしていた。
⇩
その日の夕飯を「カレーライス」にしてしまう。
そして、
これと全く同じ効果をもたらすものが、
私たちの日常に潜んでいます。
それが、
朝の情報です。
朝はとくに、
TVやスマホを見る機会が多くなりますが、
このときの情報が1日の感情や行動に影響します。
つまり、
起きてから会社や学校に行くまでの間に、
- ネガティブニュースを見る
- 心地よくない画像や動画や文字を見る
- 人のネガティブ会話に耳を傾ける
このような情報を見たり聞いたりすると、
気づかないうちに行動に表れている場合があります。
このことから、
朝はできるかぎり暗い気持ちになったり
嫌だなぁ..と思うものは見ないようにしましょう。
すぐにできる対処としては、
- 楽しい話題に触れる
- 心地良い画像・音楽・文章を選ぶ
- イヤホンで好きな音楽や情報を聴く
こういった
良い気分に置き換えてみましょう。
私もかれこれ10年ほど続けていますが、
とくにネガティブ情報を毎日見なくても
日常には何の問題もありません。
それどころか、
不安や心配、悪い想像や嫌な出来事が、
以前と比べて激減していると肌で感じます。
ですので、
まずは一週間くらい続けてみて
その効果を実感してみてくださいね。(^e^)
▽こちらも読んでみてね▽
3.解決への「一歩」を踏み出す
最後にお伝えするのは、
解決への一歩を踏み出すことです。
そうすることで、
未来への安心をしっかりと確保できます。
具体的な内容は、
感じている不安や心配をすべて明らかにして
小さなものから解決していくものです。
悪い想像ばかりしてしまうのは、
脳内にある扁桃体と海馬が関係してます。

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海馬という器官は記憶を司っており、
いままでの色んな印象が眠っています。
ここはネガティブな刺激を受けると、
それにちなんだ悪い印象など引き出され
すぐ近くにある扁桃体を刺激します。


そうすると、
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
- コルチゾル
こういった不安や心配になる物質が分泌されます。
このときに、
悪い想像と不安が行ったり来たりして
心配で落ち着かなくなります。
しかし、自分ができる範囲の
小さな問題を解決しはじめると、
- エンドルフィン
- ドーパミン
- セロトニン
こういった安心をもたらす物質が、
徐々にカラダに行き渡ります。
そうすると、
興奮している扁桃体に作用し
不安や心配の気鬱感を払拭します。
つまり、
解決に向けて行動し始めると
⇩
だんだん不安や心配が消えていく
こういったことが起きます。
ですので、
いま、不安や心配に感じていることを
ひとつずつ解決していきましょう。
方法は、
最初に心の内に秘めている悩みを
ノートにすべて書き出します。
そして、
今の自分なら「解決できそうな悩み」を見つけ、
それを少しずつ解決していきましょう。
▽こちらも読んでみてね▽
※ここで大切なのは、
解決するための情報を集めることにあります。
不安や恐れが大きくなるのは、
対策が無い。どうなるか分からない。といった
先の見えない霧の中を歩いているような状況です。
そういった時は、少しずつ有力な情報を集め
まわりと相談しながら、一人で悩まず解決していきましょう。
そうすることで、
少しずつ霧が晴れて先が見えはじめ、
どちらへ進むべきかも解ってきます。
もし、
その行動を幾つも積み重ねることができれば、
悩んでいた不安の解決法も徐々に見えてきます。
そして、
そのフィールドまで辿り着くことができれば
未来への安心は「確保」されたことと思います。
エンディング(まとめ)
今回の内容は、
- 悪い想像しても心配してもOK!
- 生存本能なので気にしなくてOK!
2.受け取る情報を管理する
- 必要な情報だけ見るようにしましょう。
- 朝は良い気分で過ごしましょう。
3.解決への一歩を踏み出す
- 小さな心配事から解決していきましょう。
以上となります。
私たちが過ごす日常では、
様々な印象で溢れています。
そして、受け取った印象からは
色んな想像が作り出されます。
それは、
良い予感をもたらすときもあれば
悪いはずだと決めてしまうときもあります。
でも、
そう思っていたことも「本質」が分かれば、
良い印象へと一変することがあります。
それと同時に、
今まで何だったんだろうというくらい
悩み苦しんでいたことも一瞬で無くなることもあります。
ですので、少しずつ、できることから
思い込んでいたことの本質を確かめにいきましょう。
そうすることで、
自身が感じた「大丈夫」という印象は、
心の中に日々募っていきます。
そして、
私たちの心はその「印象」をたくさん使って、
素敵な未来をたくさんシミュレーションしてくれると思います。
本記事を最後までご覧いただき
ありがとうございました。(^e^)☆
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