うまくやっていけるよ。
こんな時どうすればいいの?!
このように、
新しい部署や職場に変わった。
なにか新しいことを始める。
独立起業する。
このとき決まって起きるのが、
不安や心配の感情です。
そして、
始める前に勉強や対策にまつわることをしても、
いざ行動するとなると怖くなってしまいます。
これは、
私たちの中にある「安全な範囲」と呼ばれるものが、
大きく外れてしまうことで起こります。
そのため、自身に「大きなギャップ」が生じ、
その分だけ不安や心配となって現れます。
ですが、
これは「あるカンタンな行動」をすることで、
その不安を「すぐに打ち消すこと」ができます。
今回は、新しいことを始めるときの不安や心配を、
いち早く対処するための「技術」をお伝えするべく、
不安をすぐに打ち消す3つの方法
紹介します。
下のコンテンツから、
不安をすぐに打ち消す3つの方法
へジャンプしてくださいね。
本記事がチャレンジサポートになれば幸いです。
是非ともご覧ください。
どうして新しいことは「不安」になるの?
新しいこと始めるとき、
初めてのことを体験するときは、
必ずと言っていいほど不安が起こります。
これは、「損をしたくない」という心理が、
自動的にはたらくためです。
どういうことなの?と言いますと、
たとえば、お一人様、一回かぎりの
賞金企画があったとします。
内容は、
コインを投げて「表」が出たら、
賞金がもらえるといったものです。
そして、
- 表が出たら10万円もらえる。
裏が出たら、1万円払わなければならない。 - 表が出たら1000円もらえる。
裏が出たら、何ももらえない。
この2つのチャレンジを受けるとしたら、
どちらを選ぶでしょうか。
私は迷うことなく②を選んでしまいます。(;^e^)
これをプロスペクト理論と言い、
大きな金額を狙うよりも「損をしない方」を選んでしまうものです。
これは、
危険なことを「事前に避けたい」という、
人の防衛本能から来るものなので、
おのずと「安全な方へ行く」ようになります。
とくに、
新しいことや初めてのことに対しては、
- 無難な方法で
- 損しないような方向で
- メリットのある方で
こういった思いが強まります。
そして、このとき
- 僕に勇気が無いからだ..
- 私に自信が無いからだ..
- 俺がこんな性格だからだ..
このように自分を責めてしまいがちですが、
初めてのことは皆このようになります。
そして、
この無難を選ぶ「基準」になっているのが、
私たちの中にある「安全の範囲」です。
どういうことなのか説明しますと、
私たちの中にある「安全の範囲」のことを、
心理学で「コンフォートゾーン」と言います。
青いところが「コンフォートゾーン」で、
赤いところが「不安を感じる領域」になります。
ジャングルに例えるなら、
デンジャーゾーンには猛獣がいたり、
危険に遭遇する可能性があります。
そして、コンフォートゾーンは、
このような安全な建物にいる感じです。
ここには、
- 問題を対処できる知識
- 安全・安心を保つための知識
- 楽しいことに関する知識
こういった「安心できるもの」が、
ずらりと並んでいるので、
私たちは基本的に建物で過ごしています。
しかし、
新しいことを始めたり、初体感することは、
外のジャングルに行くことになります。
そうすると、
先ほどの「安全の心理」がはたらくので、
石橋を叩いて渡ります。
そして、
しばらく時を過ごすと、
- やっぱり猛獣が怖い!
- 思った以上に苦しそう!
- この先やっていけるか不安!
こういったことが、
日を追うごとに見えてきます。
そうすると、
- 自分には無理かもしれない..
- やっていく自信が無い..
- 何もできない自分が悔しい..
このように、
「マイナスな方」に進みがちになります。
これを、認知の歪みと言い、
理想と現実に大きな「ギャップ」が生じたときに起きます。
そして、
差が大きいほど不安や心配も大きくなるので、
自分の「自信」も無くなります。
その結果、
安全な建物から出られなくなる、
つまりは行動できなくなります。
要因としては、
ネガティブな情報や、周りとの比較、評価を、
たくさん「見過ぎてしまった」ことにあります。
ですので、新しいことを始めたときは、
まず基本を覚えることに集中しましょう。(;^e^)
話しを戻しますと、
コンフォートゾーンのすぐ外には、
ラーニングゾーンというものがあります。
ここは、
- 勉強している途中
- 体験している途中
- 対処している途中
こういった「学習領域」です。
そして、学習を「成し遂げる」と、
新たに安全の範囲が作られます。
つまり、ラーニングゾーンの分だけ、
コンフォートゾーンが大きくなるということです。
このように、コンフォートゾーンは
経験や学習を「達成」した範囲なのですね。
ここで重要なのは、
不安や焦りの感情にとらわれて、
いきなり「ハイレベルな挑戦」をしないことです。
なぜなら、失敗したときに
大きな「認知の歪み」が起きるので、
自信の過失につながる可能性があります。
ですので、まずは焦らず
自身がこなせる「簡単なこと」をたくさん学び、
少しずつ小さな達成をしていきましょう。
このことを知っておくだけでも、
最初のリスクをかなり減らせると思います。(^e^)
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不安なときは「あえて行動」した方が良い?
不安や心配なときは、
あえて「行動」した方がうまくいきます。
どうしてなの?と言いますと、
達成感を得ると「不安が消える」ためです。
私たちの「不安や心配」の感情は、
太古の祖先から引き継いでる「なごり」なのです。
私たちの祖先は、
今のような安全な暮らしではなかったので、
不安や心配は「必須なもの」でした。
なぜなら、
猛獣と対面したり地殻変動が起きたとき、
自分の身を守る「アラーム」になるためです。
そして、命を守る最善の方法として、
「戦う」か「逃げる」かを選択します。
ちなみに、過去に対処できた猛獣は、
すでにコンフォートゾーンが出来ている状態です。
そのため、
ふたたび同じことが起きても対処することができます。
しかし、
初めての猛獣や対処できなかった猛獣は、
ふたたび不安と恐怖が湧き起こります。
このときに、
脳にある「扁桃体」が反応し、
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
こういった「ストレス物質」を分泌します。
そうすると、
カラダを動かす「源」となる交感神経が活発になり、
それとともに血圧や心拍数も上がります。
その結果、
心臓がドキドキしたり、カラダが熱くなって、
気分が落ち着かない状態になります。
これは、
車で言うところの「エンジン」がかかった状態。
つまり、戦うか逃げるかの準備段階になるのです。
そして、
いざ猛獣に対して行動した結果、
- 追い払うことができた
- 逃げ切ることができた
- 仲良くなることができた
このような「快挙」を成し遂げると、
脳には「達成感」が生まれます。
そうすると、今度は、
- エンドルフィン
- ドーパミン
- セロトニン
こういった「幸せホルモン」が分泌されます。
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これは、
興奮している扁桃体や交感神経のはたらきを静め、
心とカラダに「やすらぎ」をもたらします。
つまり、
不安や心配感情が打ち消されます。
不安や心配のまま「行動しなかった」場合、
ずっと自責の念にとらわれることがあります。
これをツァイガルニク効果と言い、
行動しなかったことが「気になってしまうもの」です。
よく「後悔する」と言いますが、
まさにこれが「その状況下」にあるのです。
しかし、後悔の念を消してくれるのもまた、
行動し終えたときの「達成感」です。
なので、
新しいことを始めるときは、
行動を起こして達成感を得ること
がメリットだと感じます。
同時に「コンフォートゾーン」も成長するので、
一石二鳥ですね。(^e^)
不安をすぐに打ち消す3つの方法
1.不安の「クッション」を作る
1つ目の方法は、
不安のクッションを作るものです。
これは、
考えられる範囲の「最悪な事態」を考えます。
そして、
- スマートフォンのメモ帳
- ノート、紙
- タブレット、ノートPCのメモ帳
こういったものに、
ネタがなくなるまで書き出します。
そうすることで、
事前に「順応」を作り出します。
順応とは、生物の個体がその生態系における変化に対応し、 気温の変動、水や食料の入手状況、その他のストレスを生き延びられるようにする過程である。
私たちは、
順応してないものに大きな不安や恐怖を感じます。
ですが、
あらかじめ「最悪な事態」を想定しておくと、
脳は「危険回避」をイメージしやすくなります。
そうすると、いざ出来事に遭遇したときに、
すぐに「対処」へ導くことができます。
この「想定」がされているかどうかで、
不安の感じ方も「大幅」に変わります。
ですので、
最悪な事態を紙などに書き出して、
事前に危険を想定しておきましょう。
ちなみに、書き尽くした事態は、
まったくと言っていいほど起こらないことが調査で分かっています。
ですが、それを分かっていても、
どうしても不安になるのが私たちです。
不安がどうしても消えないときは、
一度この方法を試してみてくださいね。(^e^)
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2.小さな「目標」を作る
2つ目の方法は、
小さな目標をたくさん作ることです。
先述のように、
ラーニングゾーンは学習を成し遂げることで、
コンフォートゾーンに変わります。
しかし、学習や経験を成し遂げるにも
「テーマ」がないと始まりません。
ですので、
今の自分なら「カンタンに出来そうなこと」を、
思いつくかぎりピックアップしてみましょう。
そして、それらを「小さな目標」として、
簡単なものから達成していきましょう。
どうして小さな目標を作るの?言いますと、
ひとつは、
確実にコンフォートゾーンを広げるため
もうひとつは、
マイナス思考を回避するためです。
先ほどの認知の歪みのように、
私たちは大きなギャップに大きな負担がかかります。
そのため、いきなり恐ろしいことに挑戦すると、
心とカラダに影響し、マイナス感情が多くなります。
その結果、失敗や自信の喪失が起こり、
行動することが億劫(おっくう)になってしまいます。
ですが、小さなチャレンジに対しては、
ほとんど心とカラダに負担がかかりません。
そして、比較的「達成しやすいもの」なので、
着実に「自信」を付けていくことができます。
もうひとつの理由は、
目標がないと「ネガティブばかり」見てしまうためです。
私たちが行動を起こす理由は、
何かを「達成」するためです。
ですが、
達成するテーマがないと「動機」がなくなり、
なぜか「マイナス思考」が起きやすくなります。
これは、カラダが動いてないときや、
じっとしているときに起こります。
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小さな目標を立てるのは、
こういったマイナスを避けることでもあります。
ですので、
まずは、達成できそうなカンタンなことを、
たくさん目標にしてみてくださいね。
3.小さな目標を「達成」する
最後は、
小さな目標を達成していくことです。
ポイントとしては、
達成感を味わうことです。
そして、
これを「たくさん経験する」と、
自信や安心が作られていきます。
どういうことなの?言いますと、
達成感とは、言い換えれば「快い印象」です。
この印象は、たくさん経験するたびに
脳の海馬という場所に保存されます。
私たちが学校で勉強したことや、
たくさん聴いた好きな音楽などもここに記憶されます。
つまり、達成感をいっぱい感じることで、
海馬に「快い印象」が定着していきます。
ちなみに、
不安や心配を起こすもとになっている扁桃体は、
その海馬とくっついてます。
ですので、
海馬に快い印象がたくさん入ることで、
隣接している扁桃体は不安や心配を起こさなくなります。
これが、
自信や安心に変わるしくみです。
そして、
このことに慣れてきましたら、
- 少しレベルを上げてみる
- いつもと違うことをやってみる
- 新しいことを勉強してみる
こういったことをやってみましょう。
そして、
ここで「大切なこと」があります。
それは、
ある程度チャレンジしたら、
いつもの安心な場所に戻る
というものです。
先ほどのジャングルに例えるなら、
ある程度チャレンジできたら、
すぐに「安全な建物の中に戻る」こと。
つまり、
- いつもの楽しいことに戻る
- 安心を感じる場所に戻る
- 幸せを感じる人のところに戻る
ということです。
安心できるものが「近くにないとき」などは、
つねに持ち歩く、もしくは作り出すことも効果的です。
たとえば、
- 安心できる音楽、ピクチャー、動画。
- 安心や思い入れのあるもの。
- 安心できる時間、場所を作る。
このような安心と「一緒にいる」ことで、
自身のパフォーマンスを後押ししてくれます。
フィギュアスケートの、
羽生結弦選手の「プーさんのぬいぐるみ」や、
スヌーピーの「ライナスの毛布」などがその効果を発揮しています。
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チャレンジをしていると、
ときには「失敗」したり「うまくいかないこと」もあると思います。
そのときは、無理に達成せずに
自身の「安全な建物」でゆっくり休んでくださいね。
大切なのは、
目標に向かって「行動を継続すること」です。
どんなに小さな行動であったとしても、
それを止めないかぎり着実にゴールへと向かいます。
そして、その経験は
新しいコンフォートゾーンとなって、
新たな可能性を広げてくれると感じます。
エンディング(まとめ)
今回の内容をまとめますと、
- 最悪な事態を思いつくかぎり書き出して、
順応しておきましょう。
2.小さな目標を作る
- 達成できそうなカンタンな目標を、
たくさん作りましょう。
3.小さな目標を達成する
- 小さな目標をたくさん達成しましょう。
- 自身が「安心できること」を大切にしましょう。
以上となります。
新しいことを始めたときは、
色んな不安や壁が見えてしまいます。
途中でつまづきそうになったり、
弱気になったり、諦めそうになりますが、
これはご自身が描いた目標地点への貴重な経験です。
失敗や損失から学んだ経験を、
次に活かすことができれば、必ず成功や達成というカタチで戻ってきます。
たとえ小さな成功だったとしても、
それは積み重なり、確実に描いた目標へと向かいます。
ですので、
ご自身で考え、行動し、達成できたときの喜びを
目いっぱい積み上げてくださいね。
本記事を最後までご覧いただき
ありがとうございました。(^e^)☆
緊張したなぁ。