悩み事が多くて疲れてしまった時に。心を軽やかにする3つのこと。

会社で仕事をすればするほど悩みが増える。

ご近所付き合いをするほど悩みが増える。

何回言っても夫と子供が言うことを聞いてくれない。



いっそのこと、
今の悩みがすべて消えればラクになるのに..
と思いますが、そういう訳にもいかないのが実情です。



そして、
さらに悩みが大きくなる原因のひとつに、
頭の中に浮かぶ「雑念」があります。




これは、
脳のエネルギーをたくさん消費するため
考えることが多いほど、心とカラダの「疲れ」となって現れます。




私たちが、
悩みごとが多くて疲れを感じるのは、
雑念の数が大きく関係しているようです。



しかし、
これは「ある視点を変える」ことで
たくさんの悩みを少なくすることができます。




今回は、
悩みごとが多くなる原因の解説とともに、
一刻も早く雑念を軽減する方法をお伝えするべく、



心を軽やかにする3つのこと



を紹介します。

早く心を軽くしたい!という方は
下のコンテンツから
心を軽やかにする3つのこと
までジャンプしてくださいね。

本記事がお役に立てれば嬉しいです。
是非ご覧ください。

 

どうして「悩み」が多くなるの?


悩みが多くなる要因のひとつに、
悩みやすい考え方があります。



これは、

  • 責任感が強い

  • 完璧を求めてしまう

  • 頼まれるとNOとは言えない


こういった人に多く見られます。

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【今すぐ解消したい】人間関係の悩みに終止符を打つ3つのこと。

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ですが、たとえそうであったとしても
中には「あまり悩まない人」もいます。



では、この違いは何なの?と言いますと
これは「自分の過去と未来」が関係しています。



たとえば、同じ会社に勤める
LさんRさんがいたとします。

ある日、2人は上司から
山頂にオープンした「テラス」の撮影と取材を頼まれました。

Rさんは1日目(初日)で、
Lさんは2日目(次の日)に行くことになりました。



これからお見せするのが、
日にち違いの「2人の様子」です。


当日2人は、コスト削減と健康のために
登山道から山頂テラスに行くことにしました。



すると、
そこには「山頂まで5000m」という
立札がありました。

立札

Rさんは、

Rさん
山頂まで5キロあるのね。
まずは最初の休憩ポイントまで行きましょう。

と思いました。



そしてLさんは、

Lさん
山頂まで5000mもあるなんて..。
山登りしたことない僕は
無事に到着できるだろうか..。

と思いました。



しばらくして、
最初の休憩ポイントに到着した2人は..

Rさん
緑が素敵なところね。
今日は天気良いから
きれいな写真が撮れそうね。

 

Lさん
今日中に
仕事を終わらせないといけない..。
先を急がないと..。

このように感じました。



そして山道の途中も、

Rさん
色んな花や鳥の声が聞けて、
なかなか楽しいわね。

 

Lさん
けっこう登るの大変だなぁ。
無事に山頂まで行けるだろうか..。

このように、
それぞれの思いを胸に登っていきました。

山の風景

展望ポイントに着くと、
立札には「山頂まであと3500m」と書いてありました。

Lさん
まだ3500mもあるのか..。
先が思いやられるよ..。

 

Rさん
まだ朝の10時なので大丈夫。
このペースなら昼には山頂に着きそうだよ♪

このあともRさんは、

  • 次の休憩ポイントでお菓子タイム
  • 花や鳥の写真を撮る
  • 展望ポイントで風景を楽しむ

こういった感じに、
いくつか「節目」をつけながら登りました。




そして、12:00ごろに山頂テラスに到着し、
取材と写真を撮ることができ、無事に帰宅しました。

Rさん
仕事もうまくいったし、
山登りも楽しかったな♪
また今度プライベートで行こう。

一方Lさんは、

  • 途中で引き返えしたいなぁ
  • でも仕事しないと上司に怒られる
  • だから行かなければならない

などの不安や心配が足止めをしていました。



そして、あれこれ悩んで山頂に到着しましたが、
すでにテラスは16:00で閉店していました。

Lさん
やっぱ自分は山登りに向いてない..。

ここまでLさんRさんを例に解説しましたが、
これは、


悩みやすい人(Lさん)

悩みにくい人(Rさん)


「考え方の違い」を表したものです。




私は「Lさんはもともとネガティブな人なんじゃないの?」と思いました。



ですが、
これはRさんでも十分あり得ます。




では、いったい何がこの「違い」
生み出しているのかと言いますと、




どの時間軸を見ているのか
で変わります。



どういうことなの?と言いますと、
悩みやすいLさん

まだ3500mもある..

山登りしたことない..

上司に怒られたくない..

このようなことを考えていました。



そして、

  • 山頂までの果てしない道のり

    未来への不安

  • 山登りに自信が無い

    過去からの不安

  • 上司に怒られる

    未来への不安


こういった過去や未来の不安を
中心に見ていたことになります。



Lさんは、最初に「山登りをしたことない」
という過去の自分を見て不安になりました。



そうすると、

  • 山頂まで行けなかったらどうしよう?

  • 撮影取材できなかったらどうしよう?

  • 上司に怒られたらどうしよう?


このように、
その不安は「未来」へ飛び火します。



つまり、
Lさんは過去や未来の不安を、
今に引っ張ってきたから
登山が苦しくなってしまったのです。




一方、
Rさんも同じ不安があったと思いますが、
あまり悩むことなく登山することができました




これは、過去や未来を見るよりも
「もっと大切なこと」を見ていたからです。



それが、
解決できそうな問題です。


心を軽やかにする3つのこと

1.身体に「意識」を向ける

悩みが多くなるのは、
そのことで頭がいっぱいになるためです。



言い換えますと、
悩みに「雑念」が絡んでくるので、
さらに不安や心配が大きくなります。



ですので、
こういったときは..
カラダに意識を向けてみましょう。



そうすることで、
雑念が大きくなるのを抑えます。



すぐにできる方法としては、

スポーツなどでカラダを動かす

家の掃除や整理整頓をおこなう

音楽を聴きながらウォーキングする

こういったことが効果的です。



こちらに、
さらに効率よく雑念を抑える方法があります。
是非とも参考にしてみてください。

マインドフルネス

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2.「今」に心を向けましょう


ここからは、
日常における悩みの抑え方をお伝えします。



先ほどの説明にあったRさん
「悩みにくい人」に該当します。

さすがにRさんでも、
山頂まで5000mの立て札を見たとき
少なからずの不安はあったと思います。



ですが、
彼女はこのようなことを言っていました。

緑がきれい

花や鳥のさえずりが聞けて楽しい

天気が良くて綺麗な写真が撮れそう

これは、
そのとき感じた「心地良さ」です。




つまり、
「今」に意識を向けていた
ので、あまり悩まなかったのです。



私たちの心は、
リアルタイムで感じていることを
そのまま「今の心情」に投影します。



ですので、
Lさんのように
過去や未来に対する「不安」を感じていると、
脳はそのまま「1次感情」を持つようになります。



これは、

不安、恐怖、怒り、恨み、悲しみ、絶望

などの「2次感情のきっかけ」になります。



そうすると、

  • アドレナリン

  • ノルアドレナリン

  • コルチゾル


このようなストレスホルモンが広がり、
心とカラダに大きな影響をもたらします。



一方
Rさんは、未来や過去はさておき、
「いまの心地よさ」に意識を向けていました。



そうすると、
脳には「快」の1次感情が起こり、

  • エンドルフィン

  • ドーパミン

  • セロトニン


こういった多幸感をもたらす物質を分泌し、
心地よい感情を生み出します。




そうすると、

楽しい、嬉しい、喜ばしい

こういった2次感情が起きはじめ、
心とカラダに良い影響をもたらします。



ちなみに快の感情は、
「不安や恐怖」と一緒に存在できません。



ですので、
Rさんは不安や悩みが起きにくい状態になったのです。



私たちは、
古代から受け継がれてきた防衛本能によって
必ず過去や未来の不安を見るようになっています。



しかし、
過去の失敗を良いものに塗りかえるのも、
未来の不安を解消できるのも「今」しか出来ません。



ですので、
今に心を向けることを意識する
ことができれば、
少しずつ悩みも減っていくことと思います。

3.小さな「ステップ」に心を向けましょう


最後は、
大きな悩みを「小さくする方法」です。



それが、
スモールステップです。



たとえば、
先ほどの山登りの立札が、


1.山頂まで5000m

2.山頂まで300m


この2つだった場合、
どちらが簡単に見えるでしょうか。



もちろん「300m」の方が簡単に見えますね。



しかし、登山する前に
山頂まで5000mという立札を見たら、

途中で腰が痛くなったらどうしよう?

山頂まで行けなかったらどうしよう?

帰って来れなかったらどうしよう?


こういった感じに、
いろんな不安が頭を駆けめぐります。(;´e`)




このように、いきなり目の前に現れた
大きな問題に不安を感じることを認知の歪み
といいます。



これは、今の自分のレベルとの
「ギャップが大きいとき」に起きます。



つまり、
山頂までの道のり(問題)が大きいほど、
不安や心配が大きくなって動けなくなります。

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ですので、
このようなときは、
解決できそうな問題に着目しましょう




先ほどのRさんは「次の休憩ポイントでお菓子タイム」「次の展望ポイントで風景を撮る」という感じに「スモールステップ」で山を登っていました。



これは、小学校の計算ドリルと同じで、
「少しずつレベルを上げていく」方法です。



たとえば、初めて算数を習う子が、
突然(7+5)×(8-3)÷2=いくつ?
という問題に直面したとき、当然ながら悩みます。



しかし、(7+5)なら出来そうです。



ですので、最初は「たし算」から解決していき..
↓  ↓  ↓

たし算ができるようになったら、次はひき算。
↓  ↓  ↓

ひき算ができるようになったら、次はかけ算。
↓  ↓  ↓

かけ算ができるようになったら、次はわり算。
↓  ↓  ↓

たし算、ひき算、かけ算、わり算が
できるようになった。(^e^)



このような、
自分の「無理のない段階」を意識することで、
ストレスを最小限に抑えるのです。




小さな問題を解決していくと、
「解決できる」という実感が作られます。



そうすると、解決する力も高まっていき、
だんだん自信や安心といったものに変わります。




ですので、
スモールステップを習慣にすることで、
不安や悩みも小さく抑えられることでしょう。

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エンディング(まとめ)


今回の内容をまとめますと、

1.カラダに心を向ける

  • スポーツなどでカラダを動かす
  • 家の掃除や整理整頓をおこなう
  • 音楽を聴きながらウォーキングする
  • (マインドフルネス)

2.今に心を向ける

  • 今すべきことに心を向ける

3.小さなステップに心を向ける

  • 小さな自信と安心を積み上げる

になります。


私たちは、「問題」を目の当たりにしたとき、
いろんなことを考え、いろんな悩みを抱えます。




でも、それは「安心な未来にする方法」を、
真剣に考えている姿が、そう見えるだけです。



悩むことは「安心な未来にする」ためであり、
しっかりと自身が幸せになることを考えている証です。




ですので、今「悩んでいる自分」がいたら、
たくさん褒めてあげてください。



そして、疲れた時には思いっきり
心とカラダを休ませてあげてくださいね。




そうすることで、元気になった心とカラダが
素敵な未来を「今」に招いてくれることでしょう。



エンディングまでご覧いただき
ありがとうございました。(^e^)☆